カサンドラ症候群のための回復ステップ
カサンドラ症候群の悩みに、アフロディーテワークで行っている回復ステップをご紹介します。
夫婦なのに
ひとりで生きている
みたいで寂しい…
夫を理解できない、
夫に理解してもらえない
私のことは
どうでもいいの?
周りの人にこの
違和感をわかって
もらえない
もうどうしたら
いいかわからない
自分だけが焦って
イライラしてるみたい
もしかして
おかしいのは
私のほう?
カサンドラ症候群に陥りやすい人
パートナーがASDの場合でも、カサンドラ症候群に陥りやすい人とそうでない人、カサンドラ症候群に陥ってもそこから抜け出せる人といつまでも抜け出せない人がいます。
また、離婚してカサンドラ症候群から回復したにも関わらず、また同じような相手に悩まされる人も。カサンドラ症候群になりやすい人の持っている2つの特徴を見てみましょう。
愛着スタイルに問題を抱えている人。
愛着スタイルとは、子供の頃に親など養育者との健全な愛着関係を築けなかったことにより、大人になっても親しいとの健全な人間関係をつくるのが難しい『人間関係のクセ』のようなもので、いわゆるアダルトチルドレン(AC)の人もこの愛着の問題を抱えています。
特に【不安型】と呼ばれる愛着スタイルを持つ人には『依存的』で『自尊心(自己肯定感)が低い』といった特徴がみられますが、これがASDの特性を持つ人と相性が悪いようです。
不安型の愛着スタイルを持つ人は自尊心が低いために、他人からの評価を絶対的なものとしたり、依存関係を愛情ととらえる傾向にあります。そのため、相手に献身的に尽くすことで自分の存在価値を確認したり、自分が依存できる人をパートナーに選びがち。
ASDのパートナーは一見落ち着いていて頼りがいがあるように見えますので、最初は良いのですが、結婚し一緒に生活するようになると、ASDのパートナーは精神的に頼らせてくれない相手だという事実に気づくのです。その一方で、献身的に尽くすことで相手に依存させてしまうので、事態はますます悪循環に…
自身が抱えている問題に気づき、自尊心を育んでいかない限り、カサンドラ症候群から抜け出すのは難しくなります。たとえASDのパートナーと離れても、また同じような相手を選んでしまいやすいでしょう。
HSP気質の人。
5人に1人がこのHSP気質を持つ『とても敏感な人々』と言われています。
HSP気質の人は人一倍感受性が豊かであると同時に、繊細で傷つきやすく、相手のささいな言動や顔色から気持ちを察しすぎてしまう傾向があるため、他人や環境に左右されて心が揺らぎやすいタイプ。
一方でASDのパートナーは、こだわりが強くマイペースです。自分のペースが乱れるのを極端に嫌うため、合わせたり我慢するのはいつもHSP側……
ASDの特性として『相手への気遣いが苦手』という特徴がありますので、HSP気質の人はいつも傷つけられているような気持ちになってしまうのです。
同じASDのパートナーと暮らしていても、非HSPの人と比べてカサンドラ症候群に陥りやすいタイプといえそうです。
カサンドラ症候群を抜け出せる人
自尊心が高い
もともと自尊心が高く自分の価値を信じている人は、たとえ一時的にカサンドラ症候群に陥ったとしても抜け出すことができるでしょう。
結果的に離婚を選んだ場合にも、その後の人生で幸せをつかみやすい人です。
視野が広く柔軟な思考を持っている
視野が狭いと自分自身の問題を認められなかったり、思い込みをなかなか手放すことができずに自分で自分の首をしめるようなトラブルを抱えがち。
様々な視点から物事を考えられる柔軟な思考は、傷つきにくく回復しやすいしなやかな心を育むために不可欠な要素です。
自分の世界を持っている
家族のために自分のやりたいことを我慢して生きていると、家庭内の問題=人生の問題となってしまいます。
一方で自分が没頭できる趣味や仕事を持っている人は、それがいい意味での『逃げ場』になり、いざというときの心の余裕にもつながります。
精神的・経済的に自立している
依存関係を手放すことは、自分を好きになるための第一歩。相手の存在に自分の価値を依存していると、いつまでも自尊心は育まれず、『不安』をベースに物事を判断するしかありません。
自立とは『相手から自由でいること』。いざというときに離婚という選択肢も選べる状態でいるために、経済的な自立、または自立できるようなスキルを身につけておきましょう。
『アフロディーテワーク』のカサンドラ回復ステップ
1 現状を客観的に受け止める
いま現在、何が問題になっていて、その原因はどこにあるのか?
ご本人が原因だと思っていることと、本当の原因、また、それ以外に隠れた問題はないか?などを一緒に考えていきましょう。
2 望む未来を明確にする
自分はどうしたいのか、どうなりたいのか?のイメージが明確になっていないと、前向きな行動にうつす力が湧いてきません。
嫌なことや不満から逃げたいから現状を変えたいのか?それともパートナーとうまくやっていけるようになりたいから現状を変えようとしているのか…
あなたの人生の主役はあなた自身です。自分の人生のハンドルを取り戻しましょう。
3『変えられること』と『変えられないこと』を知る
私たちの悩みの多くは、『自分ひとりではどうにもできないことをどうにかしようとする』ことから生まれます。相手の気持ちや行動をコントロールしようとするのもそのひとつ。
変えるべきはいつだって自分自身。それ以外のことは相手の人生の課題で、それを無理に変えることはできないのです。
4 具体的に行動する
どんなに悩んだところで、あなた自身の意識と行動が変わらなければ現状も変わりません。
認知行動療法やコーチングを使い、生きやすくなる考え方への気づきと、具体的な行動を起こすことで現状を変えるサポートをいたします。
I am OK!
and
You are OK too!
カサンドラ症候群の人が目指すところ
アフロディーテワークがお手伝いできること
◆視野を広げるサポート
認知の歪みによっておこる『偏った物事の受け取り方』に気づき、あなたがいつも気分良くいられるような選択ができるようお手伝いします。
◆不安定な愛着スタイルを回復
セラピストが安全基地となり、不健全に形成されてしまった愛着スタイルを修正していきます。他人に依存せず、自立した自由な心を手に入れましょう。
◆HSP気質の生きづらさを改善
生まれ持った気質を否定せずに受け入れて、自分らしくストレスと調和していく方法を、自身もHSP気質を持つセラピストと一緒に探ります。
◆自尊心(自己肯定感)を高める
自分を大切にするための簡単なワークを繰り返し、自尊心を高めます。自分を好きになり信じられるようになると、揺らぎにくい心ができあがります。
残りの人生『どう生きるか』を選ぶのはあなた自身。
アフロディーテワークでは、シンクロニシティ(偶然の必然)という考え方を大切にしています。
人生はすべてタイミング。今のあなたは、過去の『タイミング』という偶然の必然の積み重ねによってできています。そして、今起こっていることや出会った人は、未来のあなたにとってすべて必要なことなのかもしれません。
多くの人は変化を嫌います。変化するのは不安だし、行動する必要があるからです。
不安やめんどくさいことを引き受けてまでやるかどうか考えたとき、私たちはつい、何だかんだとやらない言い訳をして「先送り」をしてしまいがちですが、未来を変える行動を起こすなら、変えたいと思った時がベストタイミングなのだと思います。