生きづらさを抱えながらも変われない人のパターン3つ目です。
3.本当に変わる必要性を感じていない人。
多くの人が多かれ少なかれ生きづらさを感じているものです。
人間はみな『今の自分を維持しよう』とするホメオスタシスが働いているので、それに逆らってまでより良く変わるためにはとても大きなエネルギー(精神力)が必要。
つまり、現状を変えるためには、それほどの大きなエネルギーを使ってもいいと思えるほどの『変わりたい理由』が必要なのです。
【変わりたい理由 < 変わらなくていい理由】
なら変われるはずがありません。
【変わりたい理由 > 変わらなくていい理由】
となってはじめて覚悟が決まり、変化は起こるのです。
変わらなくていい理由には、仕事が忙しいとか、時間やお金がないとか、今はタイミングが悪いとか、めんどくさいとか、そういったものすべてを含みます。
もしも命に関わることだったら、仕事を休んで治療に専念するはずです。手術代も工面するでしょう。
「死にたくない」という大きな理由があれば、覚悟を決めて治療に専念することができるのです。
現状にあれこれ不満を言いながらも行動が伴わないのはこのパターンの人。
このタイプの人は、生きづらさを抱えつつも真剣にどうにかしようと思うほどの状況でないか、または自分の心の問題を軽視している可能性もあります。
本人が本気で「このままではダメだ!」と思うまでは、どんなカウンセリングに行ってみてもなかなか変われません(ストレス解消にはなるかもしれません!)。
カウンセリングはその人の「変わる力」をサポートするものなので、本人の心を『変わらなくていい理由』が占めているうちは残念ながら大きな変化は望めないようです。
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