top of page

アフロディーテワークのセッションスタイルについて


アフロディーテワークでは基本的に『カフェでお話を伺いながら、個々に合った方法で即興的に』セッションを行います。

私がこのスタイルでのカウンセリングセラピーを始めた理由について少し書いてみたいと思います。


私自身、心を病んだ経験をもとに『どんな方法が一番ベストなのか』をずっと考え続けていました。



◆心を病んでしまった場合の一般的な治療の流れ

まだまだ日本では、『カウンセリングを受けること』は一般的ではありません。

普通は心を病んでしまった際にはまずはメンタルクリニックに行き 、お薬を処方されます。

そして、薬を飲み続けても思ったように改善しない場合、お医者さんからカウンセリングを勧められたりして、そこで初めてカウンセリングに通い始めるという人が多いのではないでしょうか。



◆現在行われている多くのカウンセリングの基本は『聴くこと』

通常のカウンセリングというのはある程度手順やルールが決まっており、カウンセラーはそれにしたがって行なっていることが多いと思います。

もちろんそれは長い目で見れば一定の効果はあるでしょう。カウンセリングに通うことで良くなる人もたくさんいます。


現在の一般的なカウンセリングというのは『クライエントの話を聴くこと(傾聴)』が基本です。

クライエントの話す内容について否定も肯定(「受容」とは異なります)もせず、話をひたすら聴くことで、クライエント自身が気づくまで気長にカウンセリングを重ねます。



◆一般的なカウンセリングが続かない理由

私のクライエントさんからもよく聞く話ですが、過去に受けたことのあるカウンセリングが続かなかった理由はたいてい以下のどれかです。

「カウンセリングの効果がなかった」

「カウンセラーが合わない」

「カウンセラーがわかってくれない、ただ聴くだけで何もしてくれない」

「料金が高くて続かない」

…そんな不満を持って辞めてしまう人が多いのも事実。


でもこれは、ある意味当たり前のことなのです。

カウンセラー側はクライエントの回復を長い目で考えています。

そして『否定も肯定もせずにクライエントの話を聴く』のがカウンセリングの基本。これは良い悪いではなく、そういう治療スタンスなのですね。

カウンセラーも人間なので、合う合わないはもちろんあるでしょう。

さらに、なかなか効果が出ないと感じるものに高額な料金を支払うことになるわけですから、続かないのも頷けます。


カウンセリングに来る人は多かれ少なかれ心身に不調を感じ、すでに日常生活に影響が出ている状態です。休職中だったり、仕事を辞めざるを得なかった人も多くいます。

そんな状態で、いつ治るかもわからない高額なカウンセリングを、焦らずに受け続けられる人はごく一部。

結果を焦るなと言われても…焦りますよね。



◆カウンセリング料金が高いわけ

一般的なカウンセリング料金の相場は、1時間1万円くらいのようです。

メンタルクリニック内のカウンセリングであっても保険適応外となります。


カウンセリング料金の中には、カウンセラー自身のギャランティだけでなく、カウンセリングルームの家賃や必要経費、広告費などが含まれています。

心理系の資格取得は総じて高いので、それも加算されているのかもしれません。

まぁそんなことはカウンセリングする側の都合であって、クライエントには関係ないことなのですが…



❤︎アフロディーテワークのセッションスタイル

・ストレスケアの目的で、一回でも気軽に受けていただけます。

根本的に自分を変えたいという場合には、最低1年(12回)は続けていただけるのがベストです。


・便宜上『カウンセリング』という言葉を使用していますが、『セラピー』や『レッスン』の要素が強い内容です。クライエントさんに無理がない範囲で能動的に関わります。


・お話を聴くだけのスタイルではありません。

クライエントさんのお話をしっかりお聴きするのはもちろんですが、さらにその辛さの根底にあるものを一緒に探ります。

できるだけご自身で答えを見つけていただけるよう促すだけでなく、心の不調ゆえに盲点になってしまっている部分についても積極的にフォーカスし、視野を広げるお手伝いをします。


・カウンセリング料金は90分7,500円です。

カフェでのセッションを行っているのは、身構えずカジュアルに受けていただきたいことはもちろん、固定のカウンセリングルームを持たないことでクライエントさんの費用負担を減らし、続けていただきやすくしたいとの考えからです。

私自身の経験でも、相場の半額程度なら無理なく続けられるのに、という人が結構いるんじゃないかと感じています。


また、一般的なカウンセリングは30分くらいのものも多いのですが、時間が短いと緊張しているクライエントさんが『心の内を話す』前に時間切れになってしまうことがあります。

せっかく大事なことに気づき始めたときに「ではまた次回」では、不完全燃焼。

心の内を話していただくのに、タイミングはとても重要です。

そのために、セッションにはある程度のまとまった時間を取ることを基本にしています。


・できるだけ早く回復していただけるよう、クライエントさんに合った様々な方法を選択します。

少しでも早くこの苦しみを手放したいと思うのは、すべてのクライエントさんの願いでしょう。世の中的に『王道の方法』や『正しい方法』はあっても、それがすべての人にとって『最善の方法』とは限りません。

個々のクライエントさんにとっての最善の方法を見極めて、回復の近道へとナビゲートすること。それがアフロディーテワークのスタンスです。

bottom of page