ネガティブループから抜け出す方法1
ネガティブループとは、ネガティブ思考にどっぷりはまってしまっているために、より良い選択や行動がとれなくなっている状態です。
うつ気味になっている人が「自分ひとりでなんとかしよう」として悪化させてしまうようなイメージです。
ネガティブになりやすい人の特徴
☑ストレスや不安なことが多い
☑感受性が強い(HSP)
☑考えすぎるクセがある
☑認知の歪みが大きい
☑視野が狭い
☑考える余裕がある
☑頭がいい
☑想像力が高い
ネガティブになる3つの条件
刺激の多さ × 考え方(解釈)のクセ × 脳の容量
多くの場合、私たちがネガティブループにはまりやすくなるのは、この3つの条件が揃ったときです。
第一条件として、外部からのストレス原因になるような刺激が多いほど、ネガティブになりやすいのは誰でも想像がつくと思います。
生まれつき感受性の強いHSPの人も、人一倍受け取る刺激が多いのでストレスを感じやすいでしょう。
第二条件は、前述の『外部からのストレス原因』とは違い、本人自身が作り出しているストレス原因です。
実際にはちょっとした事を一大事のように感じたり、悪い方向にばかり物事を考えてしまうのは、本人の考え方のクセによるもの。不安を感じやすい人もここに含まれます。
そして第三条件では、ネガティブなことを考えるだけのキャパシティがあるかどうかがポイントになります。
私たちの脳はスマホやパソコンと同じように、CPUに余裕がなくなるとフリーズ(思考停止)しますので、あまりに忙しすぎたり、疲れていたり、別のことに夢中になっているときは悩み続けることができません。
つまり、脳のキャパシティに余裕がある人はネガティブになりやすいのです。
条件1:
外部からの刺激の多さ
条件2:その人の考え方のクセ
条件3:脳に余裕がある
<不安やストレスを感じやすい人>
☑ 不安要素(自分でコントロールできないこと)が多すぎる状況
☑ こだわりが強い、完璧主義、承認欲求が強いなど、物事をコントロールしたい欲求が強い性格
不安の正体とネガティブとの関係
不安を感じやすい人は考え過ぎてしまい、ネガティブになりがちです。不安は悪者ではなくて、生きるための防衛本能。
不安があるからこそ私たちは様々なことを学び、努力し、成長できる一方で、不安があまりにも強すぎると身動きが取れなくなります。
不安とは、『見えないもの・不確実なもの』という不安要素をどうにかしようと思っているときに沸き上がる感情です。
自分でコントロールできないことが多いと感じるとき、そしてその結果をコントロールしたいと思っているときに私たちは不安になるのです。
不安要素が多すぎる、または物事の結果をコントロールしたい気持ちが強すぎる人は不安やストレスが多く、ネガティブループにはまりやすいといえるでしょう。
コントロールできないものをコントロールしたいと思うゆえに、不安はストレスを引き起こします。
→参考ページ:『ニーバーの祈り』