HSPの人が『幸せに生きる』方法
HSPとは?
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)は、産まれながらに『感受性の強い』気質を持っている人々のことです。人口の20%程度がこれに当たると言われています。

HSPが生きづらい理由
●アンテナの感度が高いので感知しなくていいことまでキャッチして、情報処理しようとする。
→あらゆる刺激に弱くストレスを感じやすい、疲れやすい。
●敏感で繊細な自分を「こんなんじゃダメだ」と否定してしまいがち。
→自己肯定感が低く、心を病みやすい。
●繊細さゆえに傷つくのが怖くて思うように行動できない。
→自分らしさというアイデンティティを見失いやすい。
●心身の不調をHSPのせいと思いこみがち。
→鬱やほかの病気の可能性を見過ごしやすい。
HSPの生きづらさ対策
HSPは生まれ持っての気質なので、治すことはできません。
ですから、人一倍感受性が強くても『楽に生きること』『ストレスを減らして生きること』がHSPにとっての重要なテーマになります。
刺激過多で疲れてしまうのを避けるため、まずは物理的な刺激を減らしましょう。
そして自分のリズムを知り、こまめな休息とリフレッシュで溜まりやすい頭の疲れをリセットをすることが大切です。
繊細すぎて、いろんなことが辛いし生きづらい…私は敏感だから弱くてダメだ…
人一倍敏感だからこそ、「何を受け取るか」「どう生きるか」は自分の意思で選ぶ!
『生きづらさ』や『自己否定』から自由になるために
あらゆる刺激が多すぎる現代社会で好ましいとされているのは、『いつも元気で、鈍感力があって、多少のことではめげない、誰とでもうまくやれるコミュニケーション能力が高い人』。
その正反対をいくような『疲れやすくて、敏感で、傷つきやすく、人の考えていることや気分に引っ張られやすい人』であるHSPの人たちにとって、今の世の中はハードモードです。
でも、『敏感だからダメ・弱い』というわけではありません。
HSPを気質として持っている人も、それだけがその人のアイデンティティを作っている要素ではないはず。
自分に合ったストレス対策
自分に合った働き方
自分に合った付き合い方
自分に合った生活環境
HSP
(繊細さ、敏感さ、感受性の高さ)
社会に求められるタフなイメージとの落差に落ち込み、自己否定しているだけでは心を病んでしまいます。
特に「HSPだからといって甘えてはいけない」と無理を重ねる、自分に厳しいタイプの人は注意。
(私はどうせHSPだから…と自分の弱さへの言い訳にするタイプの人は、意外とたくましいものです!)
HSPという土台があるのなら、それをきちんと理解した上で、ほかの自分らしい要素と調和させていくための方法を見つけていきましょう。
HSPが幸せに生きるためのポイントは、繊細さは繊細さとしてまず受け入れ、【周りの世界と調和していけるような自分らしい生き方を、選択的に作り上げていくこと】。
生まれもった気質に振り回されるのではなく、受け入れて共存していくことのできる人こそが、本当の意味でタフな人なのだと思います。