ネガティブループから抜け出す方法3
ネガティブループは、ネガティブ思考にどっぷりはまってしまっているために、より良い選択や行動がとれなくなっている状態です。
うつ気味になっている人が「自分ひとりでなんとかしよう」として悪化させてしまうようなイメージです。
『あるがまま』という考え方
マインドフルネスという言葉をご存じの方も多いでしょう。マインドフルネスとは『現状をあるがままに感じて受け入れる』という心の在り方のことです。
あるがまま、今目の前の出来事に集中することで、結果的に不安やストレスを和らげるほか様々な良い効果があることで知られています。
マインドフルネスのポイントは、『何を感じても、それを評価しない、どうこうしようとしない』こと。
たとえば、友達の言葉に不愉快な気持ちになったときに
「友達なのにこんな気持ちになってしまった私ってダメだな…」
と評価するのではなく
「あぁ私は今〇〇さんのやったことを不愉快だと感じてるんだな」
と、その不愉快な感情をあるがままに受け入れて味わうのです。
・出来事や感情を「良い」「悪い」と評価しない
・もし嫌な感情が浮かんでもそれをどうこうしようとせずただ受け入れる
自尊心・自己肯定感の低さ
自信のなさ
コントロールしたい気持ち
(過去・未来・相手・出来事)
過去や未来
相手
出来事
コントロール
ストレス
自分自身に縛られて生きづらい人々
ネガティブループから抜け出す方法1で、不安やストレスを感じやすい人の特徴として『物事をコントロールしたい欲求が強い人』と書きました。
こだわりが強かったり、完璧主義だったり、承認欲求が強い人というのは、物事のあるがままを受け入れられず、自分の思う通りに事を運びたがります。
しかし実際は、自分の望む結果にならないことは多いもの。コントロールできないものをコントロールしようと思うほどにストレスが多くなり、生きづらさを感じるのです。
変えられない過去にばかり意識が向いている人、不確実な未来をコントロールすることにばかり意識が向きがちな人は、ネガティブループにはまりやすいものです。
過去や未来にばかり意識を向けていれば今を生きられず、目の前に並んでいるたくさんの幸せにも気づけないでしょう。
自分自身を縛る『コントロールできないものをコントロールしたい気持ち』を手放して、「今ここ、あるがまま」を受け入れる強さが求められます。
コントロール欲求を手放すのが生きやすさの近道
コントロール欲求が強い人というのは、承認欲求が人一倍強く、理想が高い完璧主義者であることが多いようです。
「人から認められたい、評価されたい」という他人の評価に依存する気持ちの底は『自尊心・自己肯定感の低さ』があります。
さらに完璧主義ゆえの『自信のなさ』もコントロール欲求を強くする原因です。完璧主義を手放さないかぎり、いつまでも自信を持てるようにはならないのです。
アフロディーテワークでは、『自尊心・自己肯定感の低さ』に対するアプローチを中心に、ネガティブな感情に支配されない、楽に生きるためのレッスンを行っています。
あなたがコントロールできるのは、未来をつくる今のあなた自身だけなのです。