自尊心(自己肯定感)回復までの目安
アフロディーテワークによるセッションの効果を実感していただくには、通常は一年以上かかります。
これを「そんなにかかるの?」と思うか「一年後には何らかの変化が現れるのね」と思うかはその人次第。
短期間で終了できない理由は、これまでの人生経験の中で繰り返し身につけてきてしまった『ネガティブな思いグセ』という自動思考プログラムを、根底からひとつずつ書き換えていかなければならないからです。
3回程度のセッションで「ポジティブになった!」「生きるのが楽になった!」と感じていただける方も多いのですが、それはまだ表面的に苦しかった部分にアプローチしただけ。表に見える傷にばんそうこうを貼ったような状態です。
すでに弱っている人がケガを治すには
健康で自己回復力の高い人なら、表の傷をふさいだだけでも治っていくでしょう。
しかし、自己回復力が低い人の場合には、傷をふさいだだけではなかなか治りません。いっとき治ったように見えても、内側から再び化膿しだしてしまうのです。
では、自己回復力の低い人がケガをした場合、どうしたら健康に戻るでしょうか?
まずはそれ以上悪化しないよう表面的なケガを治療します。そして内側で悪さをしているウイルスや細菌をやっつけるお薬を飲みつつ、自己回復力が高まるように生活習慣や体質などを改善していくのではないでしょうか?
最終的にはばんそうこうを貼っただけであとは自己回復力で治せるようになりたいものです。
自尊心(自己肯定感)は心の自己回復力や免疫力
心の傷も同じように、考えてみてください。
どんなケガもすぐに治る『魔法の薬』はありません。
どんなに良い治療も一定期間続けなければ本来の効果を発揮できません。
腕のいい外科医が手術をしたところで、治るかどうかは最終的には本人の自己回復力にかかっています。
根本に対処せずに治ったと思い自己判断で治療をやめてしまうと、ぶり返したり悪化する可能性もあります。
精神科やメンタルクリニックに通う人たちの多くが病院ジプシーになりやすいと言われていますが、カウンセリングについても同様です。
信頼できそうな治療者が見つかったら、すぐに結果を出そうと焦らず、最低でも1年は通うつもりで取り組んで欲しいと思います。